胸鎖乳突筋-きょうさにゅうとつきん
胸鎖乳突筋とは、側頭部(耳の付け根あたり)から斜めに走行し、胸骨と鎖骨の内側に伸びる筋肉です。頭を前屈させる作用があります。この筋肉の下には脳に酸素や栄養を送る太い血管が多数あります。この筋肉がこる(硬くなる)と、脳と体をつないでいる重要な血管が圧迫され、疲労感やストレス、めまい、不眠、頭痛などを引き起こしてしまうことがあります。
ストレッチ方法
- 椅子に座り、あるいは立ちます。
- 片方の肩に反対側の手を軽く添えます。
- 息を吐きながら、ゆっくりと頭をその肩の方へ傾けます。
- 息を吸いながら、ゆっくりと頭を元の位置に戻します。
- 反対側も同様にストレッチします。
ポイント
- 痛みを感じない程度の力で行う。
- ゆっくりと丁寧に行う。
- 呼吸を止めない。
鍛え方
- タオルを両端を持ちます。
- 片方の端を口にくわえ、もう片方の端を手で引っ張ります。
- 息を吐きながら、ゆっくりと顔を上に引き上げます。
- 息を吸いながら、ゆっくりと顔を元の位置に戻します。
- 10回を3セット行います。
ポイント
- タオルで首を締めすぎないように注意する。
- 息を吐きながら顔を上へ引き上げると、より効果的にトレーニングできます。