結論から伝えると、筋トレはダイエットに効果的です。 ダイエットには有酸素運動が効果的であるということは、よく耳にするかと思います。 確かに脂肪を燃焼させるには有酸素運動のほうが効果的です。 しかし筋トレは体の筋肉量がアップすることで、普段生活している中で消費するカロリーの量が増加します。基礎代謝が良くなることによって、脂肪がつきにくくなり、より痩せやすい体を作ることができます。 そのため筋トレは有酸素運動での効率を上げるサポートにもなります。
筋トレを行い、筋肉を付けるには「超回復」が必要になります。 超回復とは、筋トレによって壊れた筋線維が回復する際に元に戻るのではなく、筋肥大・筋力の向上という形で回復していく現象を超回復と言います。 超回復にかかる時間は部位により異なりますが、おおむね48〜72時間くらいかかるといわれています。 この期間に筋トレを行ってしまうと回復するまでにまた損傷が起きてしまうため、 筋トレ・運動は避けることをおすすめします。 上記から毎日頑張って筋トレするのは逆効果と言えます。 筋トレを習慣しないとなかなか続かないという方もおられると思います。 そういった方におすすめなのが、部位を変えて筋トレを行う方法がおすすめです。 1日目下半身(足)トレーニング、2日目胸のトレーニング 3日目肩・腕のトレーニング など部位を分けることにより、超回復を妨げることなく、効率よく毎日トレーニングを行うことが可能です。
筋トレの効果を落とさず有酸素運動を取り入れるならば、筋トレの後に行ないましょう。 筋トレを先にしておくと、成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨、皮膚を強くする作用が期待できます。それだけでなく成長ホルモンが分泌されることで血糖値があがることで、脂肪を燃焼しやすい状態になります。この状態で有酸素運動をすれば、より効率よく脂肪を減らすことが可能になります。
スクワットは人間の体の部位の中で非常に大きい太もも・お尻の筋肉が鍛えられるため、ダイエットに一番最適な筋肉と言えます。筋トレ初心者の方や女性の方にもおすすめなトレーニングです。正しいフォームで行わないと、膝や腰を痛める可能性がありますので注意しましょう。自重でのスクワットに慣れてきた・物足りなくなった場合は、ダンベルなどを持ち、負荷をかけながらながらスクワットを行いましょう。本気で太ももの筋肉を肥大させたい肩には、バーベルを使った筋トレもおすすめです。
上半身のトレーニングの代表といえば、チンニング(懸垂)です。 こちらも人間の体の中で比較的大きい広背筋が鍛えられるため、効果的な筋トレと言えます。ただチンニング(懸垂)はぶら下がれる棒が必要なため自宅で気軽にできない点とある程度腕の筋肉がないとそもそも懸垂ができないということもあり、避ける方もすくなくありません。 そういったかたは、ぶら下がりから始めたり、補助用のチューブを使って少しずつ始めるのがおすすめです。
腹筋運動は知らない人がいないくらい有名な筋力トレーニングです。ぽっこりお腹が気になってダイエットをしようと決めた方は特に気になる部位ではないかと思います。 腹筋は内臓の位置を固定する役割ももっているため、ポッコリお腹を解消するために重要なトレーニングであり、ボディーラインをきれいに見せるにはやはり腹筋は意識しておきたい部位です。
ダイエットの鍵はやはり食事です。筋トレ・有酸素運動をどれだけ頑張っても、摂取カロリーが消費カロリーを上回るような状態だと思ったように、体重は減っていきません。 逆に運動を頑張るほど、お腹は減ってしまうので、食べたいという欲はいつも以上に襲ってきます。 極端に摂取カロリーを減らす必要はありませんが、筋肉の材料となるタンパク質を中心とした食事を心がけ、糖質・脂質をとりすぎないように注意しましょう。